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膝を痛めた場合には、まず(手術などが必要な場合も含め)安静・固定を行います。
また、怪我の程度によっては、歩行時の荷重(身体の重さによる負荷)を逃す為の措置(主に松葉杖歩行)を図ります。
どのような怪我をした場合でも同様だと思いますが、安静・固定の必要な一定期間が過ぎ、損傷部位の回復が見られると、徐々に固定を軽くしながら、少しずつ患肢への荷重を増やしていきます。
これが第一段階のリハビリとなります。
ただし、この第一段階のリハビリは、損傷の度合いが強く、通常の日常生活を送れない方に当てはまりますので、たいていの人は下記の第二段階からの適応になると思います。
次に、固定による膝関節の拘縮(固くなること)を改善するため、少しずつ膝関節を動かしていきます。
また、筋力の低下もみられますので、膝関節の周囲の筋力トレーニングを始めていきます。
いずれも、最初は軽く、段々と負荷をあげるようにします。
これが第二段階のリハビリになります。
以上が患部トレーニングとなります。
第三段階として(これは第二段階のリハビリと平行して行ってもかまいませんが)患部外トレーニングを行います。
具体的には、股関節・足関節周辺の筋力・柔軟性の強化です。
特に、股関節の柔軟性と周辺筋力の強化が重要となってきます。
なぜこの部分のトレーニングが必要か言うと、いくら膝関節周辺の筋力だけをつけても、競技中の再受傷を防げるわけではないからです。
例えば、股関節の外転筋群(足を外側に開く筋肉)の筋力が弱い場合を例に挙げると、運動時、それを補おうとして骨盤の側方移動の幅が大きくなるので、結果として膝が内側に入りやすくなってしまい、靭帯や半月板を損傷する原因となります。
また、それとは別に、運動時の体軸移動の際の身体のブレが大きくなるというリスクも出てきます。
そうなると身体の反応が遅れ、やはり怪我につながり易くなります。
それ以外にも実に様々な影響があるため、現在では股関節の機能改善は、怪我の再発予防に非常に重要であると考えられています。
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