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スノーワークショップ リハビリテーション講座
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最後に
「捻挫」を軽視することの危険性
たかが捻挫…なんて甘く考えてはいけません。 同じような足の捻り方でも、捻挫にとどまらず骨折を引き起こしている可能性もあります。 小さな骨折の場合は、足を痛めた後でも痛みをかばいながらも自力で歩ける場合が多いので、大丈夫かも…?などと自己判断で診察を受けずに様子を見ている方も少なくありません。

しかし、骨折を放置してしまうと、スノーボードのみならず日常の生活にも多大な影響を及ぼします。 また、幸いにも骨折がなく、捻挫であった場合でも「捻挫=靭帯・関節の損傷」ですので、放っておけば様々な弊害が出てきます。

主に挙げられるのは…

・慢性足関節不安定症(足首の外れるような、不安定な感じ)

以前は、繰り返しの足関節捻挫によって靭帯が緩くなってきて起こる…と考えられていましたが、最近、捻挫後の治療過程に於いて3つの重要な機能が失われる為に起こることが証明されました。

その失われる3つの機能を下記に示します。

固有知覚(神経の運動・反射・反応時間…簡潔に言えばバランス感覚)
筋肉系(筋肉の強さ・持続時間・柔軟性)
機械的機序(靭帯の緩み等、損傷箇所の修復が十分でない場合)
リハビリテーションの項目でも説明しているので若干重複しますが、この3つをなるべく低下させないよう、リハビリテーションのメニューを組み立てる必要があります。
他に挙げられる弊害は…
損傷部位の再受傷のリスクが高い
足首をかばいながら動く事によって膝や腰などへの負担が増す→二次的な痛みが出現
足関節の可動域(足首の柔らかさ)が失われる→他の部位への影響が出現(足首周りの筋肉の柔軟性・筋力の低下、痛みの出現)
運動時のパフォーマンスの低下
スノーボードで言えば足首の柔軟性が低下することで、低く安定した姿勢が取りづらくなる為、フリーランのみならず全てのジャンルに於いて悪影響が出てきます。
以上の理由から、足を捻って歩行などに支障のある痛みがある場合は、医療機関の受診を強くお勧めします。
上手な医療機関のかかり方
受傷後、大きな病院等を受診すると、レントゲンを撮って骨に異常が見つからなかった場合は湿布を渡され「様子を見てください」とか「一週間後にまだ痛みがあったら見せて下さい」と言われる事も少なくないと思います。 大きな総合病院と個人経営の整形外科・接骨院等では、基本的な診療・施術の範囲は同様です。

しかし、総合病院では患者数も多く、どうしても重症の方・生命の危険性のある方を優先に診察・治療せざるを得ない為、比較的軽症の(少なくとも命に別状がない)捻挫などで受診しても、上記のような事態になってしまうのも止むを得ないと思います。 逆に、個人経営の整形外科の場合、患者様個々に対して比較的きめ細かいケアが出来ますが、設備等の都合上、詳細な検査を行うためには総合病院等を紹介、受診して頂くしかない場合もあります。

同様に、接骨院の場合もきめ細かいケアが期待できますが、接骨院ではレントゲン検査を行うことは出来ません。 超音波骨観察器(エコー検査の機器)を導入しているところもありますが、まだまだ少数派で、尚且つ骨折の治療を行うには、レントゲン検査と医師の診断が必要となります。

当然、詳細な検査が必要な際は、総合病院などを紹介、受診して頂くことになります。

このように、同じ診療科目の医療機関でも、それぞれ得手・不得手の分野がありますので、上手く医療機関を使い分けるということが大事だと思います。 受傷後、医療機関を受診して、「異常なし」と診断されたとしても、まだ痛みがある場合は、早めにセカンドオピニオン(別の専門医からの違った視点の診断)を受ける事を強くお勧めします。 近所の方や友人、職場の同僚などに話を聞いて、あらかじめ信頼できるかかりつけの医療機関を探しておくと、いざというときに心強いかもしれませんね。

最後は直接関係ない内容になってしまいましたが、これで足関節捻挫についての話はおしまいになります。

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