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スノーワークショップ オフトレーニング講座
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本題に入る前に…
まず、前回の最後にお話した練習、休養、栄養について少し補足します。 この三項目(練習・休養・栄養)は、トータルで考えて欲しいのです。 いくら質の高いトレーニングをしても、休養が十分に取れなければ筋肉は発達しませんし、また十分なエネルギーがなければ、強度の高いトレーニングはできません。 体に栄養がいかなければ、筋力もつきません。 つまり、3つの要素が1つのカテゴリーなのです。

トレーニングを行うとパンプアップ(パンプアップとは?運動で大量の血液を筋肉に送ることによって、その部位の筋が充血して膨張した状態)して大きくなった気もしますが、実は休養している時に大きくなっているのです。

休養の中でとても大切な超回復についてお話します。 トレーニングを行うと筋肉は次のトレーニングに向けての回復に入ります。 そして十分に回復すると前よりも力がつきます。 さらにトレーニングを行うと、どんどんパワーアップしていくのです。 このことを超回復と言います。 それではその間隔はどれくらいか?という点については個人差もありますが、2−4日、場合によっては1週間と言われています。 この超回復を上手く利用することで、筋力はどんどん向上するのです。

プロ野球のピッチャーのローテーション間隔はまさにこの超回復を利用しています。

実践編
さて、実践に入りましょう。

スノーボードに一番大事な筋力はトータルバランスを考えればもちろん全身ですが、重要なのは下半身となります。 下半身といえばスクワット、もうこれ以外ありません。 本質的には下半身の運動ですが、実は全身の運動能力を高める重要な種目なのです。

スノーボードに必要な脚力とは踏む、抜く、引き付けるの3つに絞られます。 では、なぜ脚力が必要なのでしょか? 我々は筋肉がなければ、走る、歩くはもとより立っていることすらできません。 脚力をエンジンで例えるなら、50ccのエンジンよりも2000ccのエンジンの方が能力の高いのは当たり前です。 サスペンションもそうです。 ノーマルサスペンションとスポーツサスペンションとでは断然走りも違ってきますよね。

それでは高性能エンジン入手の方法についてお話します。 ただし、ここでわたしの話す内容はあくまで初・中級者向けですので、悪しからず…。 しかも、毎日続けることが大切なため、最低限のメニューにしています。 たったこれだけ…?と思われるかも知れませんが、正しいフォームと継続することが大切なのです。

スクワット
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図−1 図−2
図−1のように、膝と尻の線が平行になる位置までゆっくりと落とします。 背筋を伸ばし、下ろした時に体が倒れないように注意します。 この時、足首が硬い人は体が倒れやすいので雑誌などをかかとの下に敷きます。

上がる時は素早く上げてフィニッシュは完全に膝を伸ばしたりしてはいけません(図−2)。 トレーニングの基本は可動域一杯ですが、大腿四頭筋に関して言えば完全にロック(伸ばしきった時)すると緊張が逃げてしまうので、すこし手前で終わります。

これの繰り返しですが、下ろす時はゆっくり、上がる時は爆発的に早く上がることが大切です。

これはメインの種目ですので20回からはじめてください。 シーズン前には50回位を目標にしましょう。 ただし、20回のあとにボトム(しゃがんだ状態)でクオータ―(1/4の動作までしか行わない状態)を10回行い、必ず筋肉を限界まで追い込んだような状態で終わります。 このスクワットはバリエーションとしてチューブを使ったり、ペットボトルに水や砂を入れた物を手で持ったりして負荷を加えることで強度を上げることができます。

よく、呼吸はどうするの?と言われますがこれは自然に行ってください。 無理に上げる時、吸うとか吐くとか自然に逆らう必要はありません!
レッグランジ
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図−3 図−4
次にレッグランジです。 これは動作を入れたエクササイズですが、主に大腿四頭筋がターゲットになるので意識しやすい種目と言えるでしょう。 図−3のスタートから1歩、右または左足を前に出し、前足が約90度になるまで膝を曲げていきます。 曲げた足を戻す時は、力強く蹴り戻します(図−4)。 左右で1回、10回からスタートし30回を目標としてください。 常に胸を張った状態で行うことです。
プッシュアップ
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図−5 図−6
上半身のトレーニングは、大胸筋(胸の筋肉)、三角筋(肩の筋肉)、上腕三頭筋(腕の後ろの筋肉)の複合種目です。 これはプッシュアップ(腕立て伏せ)、図−5の背筋を伸ばした(若干、尻を上げた状態)から胸か触れるくらいまでゆっくりと下ろす。 やはり、ゆっくりと下ろし、爆発的に上げる(図−6)。 この時に顔は上げて下を向かないこと。 これの繰り返しとなります。
腹筋
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図−7 図−8
最後に腹筋,脊柱起立筋(いわゆる背筋)です。 腹筋は腰を痛めないためにも膝を曲げてください(図−7)。 フィニシュでは背中を丸め自分のヘソを見るような感じです(図−8)。 体幹部は上体の基礎となる部分ですので、下半身と同様に大切です。
ハイパーエクステンション
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図−9 図−10
脊柱起立筋は俗に言う背筋でハイパーエクステンションという種目です。 図−9ではじめ、図−10でフィニッシュです。 この時、アゴを上げ、下ろした時に緊張を解かないようにすること。 何度も言いますが、トレーニングは正しいフォームが大切です。
まとめ
スノーボードの初期においてはウエイトを使ったトレーニングはおそらく必要ありません。 しかし、トレーニングを続けていくうちに、自分で物足りなくなったり、個々のトレーニングの中で示した回数が楽にこなせるようになったら、是非、本格的なトレーニングをおすすめします。

最後にトレーニングメニューの具体例で説明しましょう。 まず、有酸素運動(エアロビクス)についてですが、有酸素運動も、また心肺機能を上げたり、血液の酸素を送るなど非常に大切な運動ですので、ここではレジスタンストレーニング(筋肉に一定の負荷を与える事によって、筋肉をきたえること)と組み合わせて相乗効果を狙っていきます。 わたしの場合、有酸素運動としてジョギングとウオーキングの間のスピードでゆっくりと走っています(ジョーキングと名づけて走っています)。 通常、有酸素運動は週に2−3回でよいでしょう。 例えば、初・中級者のうちは、月水金で筋トレ、火木は有酸素運動、土日は休みとなります。 各種目は紹介した順番通りにそれぞれ2−3セット行うことを目標にしてください。

しかし、ワンランク上を考えると回数だけではオールアウトすること(力尽きたと実感できるまでやること)は難しいので、やはりウエイトトレーニングが必要となってきます。
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